僕達の行進曲

今朝は、小泉総理大臣の靖国神社参拝のニュースでもちきり。テレビのワイドショーも、その是非についての内容で盛り上がっていた。今日は61回目の終戦記念日との事。  と言う事は、少なくとも61歳以下の人達は、戦争の実体験はしてなく、戦争の悲惨さは`話しや映像´から見聞きしたと言う事になる。

大事な人を奪い、力にものを言わせるなどと言う行為を、誰が肯定するだろう?しかしながら現在地球上では、たくさんの地域で戦争(紛争)が続けられ、毎日たくさんの命が失われている。人間の歴史とは‘破壊と略奪’と言われている。まさに今もそれが行われ、人間世界のセオリーは不変である事を証明しているのである。まったく悲しい事だ。

戦争と芸術。一見まったく何にも関係無い様に見える両者。ところが為政者は芸術を上手く使い、人々の心を操る道具にしていたのだ。画家には戦争で勇ましく戦う様子を描かせ、芝居では軍人のかっこよさを演じさせ、音楽では軍歌に行進曲で戦意高揚を図っていた。要は、芸術を使う事で国民の頭を洗脳し、意のままに操れるようにしていたのだった。

強い軍隊のある国には、素晴らしい行進曲がある、と聞いた事がある。
戦意を高揚させるために、かけ声を掛け、それがやがて軍歌になる。そして長い行軍の時には、歌いながら歩き、それが行進曲になった。歌詞には愛国心を詠い、メロディは力強く・・。そんなのを聞きながら戦地に赴けば、皆は一身同体!そんな理由がホントかどうかは判らないけど、さっきの話もまんざら嘘でもないようだ。

さて、日本にも素晴らしい行進曲がたくさんある。「君が代行進曲」「太平洋行進曲」「海ゆかば」等々。そしてなんといっても極めつけは「軍艦行進曲」だろう。
あの短い前奏後の、日本音階を使った厳しい感じのするメロディ!そしてトリオには「君が代」のメロディに木管楽器のオブリガード!あまりにも素晴らしすぎる!そう思いませんか?僕は、これこそ“行進曲の中の行進曲!日本のスーザ、いや世界の『瀬戸口』だ!”と思っている。

行進曲と言うと、どうも舶来のものを思い浮かべがちだけど、日本にも素晴らしい行進曲がある事を、どうか忘れないで欲しい。そして我々が演奏する事で、戦意高揚の音楽から『共に歩調を合わせて歩く』行進曲にしようではないか!きっとかのマエストロ瀬戸口も、そう思ってるに違いない・・。

Keirei_1  "敬礼っ!"